Taken on 2023 #640

2024.01.10
2023.12 - Sumidagawa, Taito-ku, Tokyo
2023.12 – Sumidagawa, Taito-ku, Tokyo
Sony α7Riii + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical

– さよなら、マイファーストカメラ –

2023年ももう終わり。振り返ってみると今年は3月頃に妻が突然ライカ欲に目覚めLeica M Typ240を購入し、さらに夏ごろにはRicohのGR3xもラインナップに加わり、それまで常用していたSony α7R3よりも軽量・コンパクトで携帯しやすいGR3xを持ち出す頻度が増えました。加えて先日の台湾一人旅では Typ240 と Elmar M50mm F2.8 を拝借したところ、自分好みの写真が多く撮れたこともあり改めてライカは良いなと改めて感じた次第でありまして。旅以降は一人で写真を撮る時はより一層ライカを優先して使い、α7R3は妻と一緒の時でしか出番がほぼ無いという状況になっておりました。

という背景もあり自分用のライカがやっぱり欲しいなあ、と購入を真剣に考えるようになり、結論から先に言うと中古のM11を買いました。

まず先にM11のことについて。というかお金の話。まず検討対象の機種としては手持ちのTyp240が10年以上前の古いカメラなので、今回は新しいM11かM11-Pが欲しいなと。そしていざ買うとなると一番の懸念はやはりその価格。新品か中古か、あとブラックかシルバーか。値段的に一番高いのは新品のM11-Pで147万円(2023年12月時点のライカオンラインストア価格)、M11-Pの中古は玉数がまだ少ないので割愛、M-11の新品は140万円、中古だと大体110万から120万円くらいの価格帯です。ライカを買った場合、α7R3はほぼ使わなくなることが想定されるので、カメラ本体とそのレンズ類一式は売却して購入の原資に充てる事にします。諸々の下取り品を見積もってみると全部合わせてざっくり50万くらいの売却価格となる事が判明し、意外にも高値でこれはポジティブサプライズ。なのでM11-Pの新品を購入する場合だと持ち出し額は100万を少し下回るくらいで、M11の中古なら60-70万くらいです。お財布事情としては中古の方は「まあ何とかなるか」で、新品だと「うーん、ちょっときついけど、買えんことはないかな」くらいの感覚。これが150万円全部持ち出しだと私個人のお財布から捻出するにはかなりキツくって、今直ぐ購入となるとアレコレ金策しないと難しい感じ。

で、2023年の年の瀬が迫る頃にマップカメラでM11の中古一覧を見ていると、元価格の115万円に取り消し線が引かれて「特価対象品」と明記された約98万円の個体が一つだけあるのを発見。程度は「美品」でライカジャパンでセンサークリーニング済み、動作確認済みとのことでエビ(デンス)も掲載されている。これだと持ち出し額が50万をくぐるのでだいぶ楽。良いじゃんこれ、どころか寧ろこれしかねぇ、くらいの勢いで即購入することにしました。カラーはシルバー・クローム。正直カラーはどっちでも良くって、Typ240がシルバーなのでバランス取ってこちらはブラックでも良いかなと思うものの、巷ではM型は全般的にブラックの方がよく見かけるイメージだし、Typ240とお揃いでシルバーのが良いかなとか、本当にどちらでもという感じ。100g重いけどシルバーの方が可愛いらしくて街撮り時の写真撮ってます感も薄れそうだし、とかも考えたり考えなかったり。これに先日購入したElmar 3.5cmを着けて暫くの間じっくりと使い込んでみようと思います。

1点だけ気になるのが、115万がいきなり98万と20万円弱も値引きされていることくらい。笑。そんな投げ売りみたいに値段下げるの?何かあるんじゃないかって逆に心配だったりもします。もちろん今は問題なく利用出来ているものの、北村写真機店で購入したTyp240は2-3ヶ月後にセンサーに不具合が生じてセンサー丸ごと新品交換をしたという過去の経験もあったりする(但し保証が効いたのでこちらの負担額は無し)ので、今回はそうならないことを願うばかり。

そんな事があって、M11が我が家に届いたのが2023年の大晦日。既にα7R3は手元にはなく、今日の写真が最後になります。振り返ってみるとα7R3を購入したのは2019年の8月。写真という趣味を持とうと思い立ち、続くかどうかも分からないけれど一念発起して購入した(ほぼ)最初のカメラです。こちらもマップカメラの中古品でして、使用していた4年と半年の間、単純なシャッター回数は恐らく10万回をゆうに超えているはずで悪天候の中で酷使してきたりもしましたが、何の不具合もなく最後まで元気に動いてくれました。国内・海外含めて色んな土地にも一緒に行き、私に写真の楽しさと難しさ、面白さとつまらなさを教えてくれたカメラです。最初は標準域のズームレンズから始まり、その後は徐々に単焦点レンズに移行して、最終的なレンズ構成は35mm、65mm、70-200mの3本に落ち着き、一貫性の無い様々な被写体を記録し続けてくれました。この3本の組み合わせは私にとって1つの最適解であり、まさに「なんでも簡単に撮れる」布陣です。けれども、なんでも簡単に撮れるが故に感動も薄れてきている面も正直あって、もっと不確実に、もっと面倒に、もっとのんびり時間を掛けて、もっと考えながら自由に写真を撮っていきたい、とかも考えたり考えなかったり。だったらフィルムにすりゃあ良いじゃん、とも思いましたが、それはまた次のステップで。こういうのは一段ずつゆっくり上がったほうが良い。

カメラはあくまでも道具でありこれを如何に使うか、に重きをおいていて機械に対しては特別な思い入れは持っていないと思っていたものの、いざ手放すとなると一抹の寂しさみたいなものある訳で。これを購入した時のブログ記事(現在は削除済み)に「壊れて使えなくなるまで使い続ける」と書いた事も覚えていて、そう出来なかった事に対してはどこか申し訳ない気持ちもあったりしつつ、次のM11も長く大切に使って行きたいところです。今後こそは壊れるまで使い続けたいですが、どうかな笑。

ありがとうα7R3。

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