Taken on 2022 #183

2022.05.08

– 写真家ISO感度64な私 –

「やば、来週までじゃん。急いで行かないと。」

恥ずかしながら、私は写真を趣味しているにも関わらず著名な写真家の方をあまり存じ上げません。noteやYouTubeはよく見るのでその辺で露出の高い方々を何名か知っている程度の感度低い系フォトグラファーなのですが、そんな写真家ISO感度が64と低めな私でもnoteやツイッターで沢山のフォロワーがいらっしゃる横田祐市氏は存じ上げていると共に、その写真がとても好きで過去には横田氏の写真サークルにも参加していました。横田氏は当時写真を始めたばかりの私にも非常に丁寧に接してくださり、私の撮った写真へ「なるほどな」という的確なアドバイスくれるなど大変有意義でした。一時期写真へのモチベーションが著しく下がって幽霊部員になってしまい、結局退会してしまいましたけど・・・。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、このようにちゃんと知っている方は横田氏お一人くらいだったのですが、最近他の写真家の方の写真に感銘を受けて始めて写真展にも行ってきましたよ、というのが今回の本題です。

2022年のGWはある程度纏まった休みが取れたので、都内や神奈川に写真を撮りに行くと同時にこのサイトに手を入れてもう少しお洒落で格好よくしたいなと思い。プロの写真家のポートフォリオサイトを参考にするべくこちらに記載されている方々のサイトを見てみると、どのサイトも洗練されて素晴らしい写真が掲載されており、その中でも公文健太郎氏の写真は特に印象的で心に響きました。ポートフォリオの他、YouTubeにアップされている公文氏の撮影（取材）の様子や考え方を視聴してる内にすっかり虜に。

特に「光の地形」と題された写真では訪れた地域で生活している方々の話を聞き、歴史や文化・風習・伝統を学びそしてそれらを理解した上で写真を撮るといった感じで、何だかとても楽しそうな印象を受けました。私なりの拙い言葉で表すと「人々の生活・営みのリアルを素朴で力強く表現している」といったところでしょうか。いつか私もこんなスタイルで日本各地の写真を撮ってみたく、本当に何となくで言うは易しなのですが、私が写真を撮っている目的というかゴールというか最終目指すべきものを垣間見た気がしました。

また、折しも「隣り合うマチエール − 借景」という写真展が開催されており、しかも開催期間がそれを知った翌週（2022/5/14）まででしたので、GWもあと数日で終わるという頃に妻と二人で急ぎ行ってきた次第です。場所は南麻布のMYD Galleryというところで、展示スペースは割とこじんまりとしているものの、逆にそれが大きくプリントされた作品たちを引き立てているように感じました。これまで写真家の方自体をろくすっぽ知らなかったので当然写真展などにも行ったことがなく、とても新鮮で勉強になったというか純粋に面白かったです。十数点の作品それぞれの解説が記載された紙も用意されており、それを見ながら妻と「ほーーー、すごいねー」「このお寺、今度京都に行く時に行ってみようか。」などと小学生並みの感想を言い合ってました（妻を巻き込んでいくスタイル）。感度低い系・語彙力無い系フォトグラファーです。その時その場にいたのが我々だけでほんとに良かった。マジで。というか初めての写真展がこちらで良かったです。次に公文氏の写真展が開催されたらきっとまた見に行くと思います。

ちなみに公文氏は1981年生まれでまあまあ同年代（私は78年生まれ）な点にも親近感が湧いているのかもしれません。それから前回投稿したこちらの写真は早速影響を受けています。感度低い系・語彙力無い系・影響されやすい系。

あと最後に、これは本当にどうでもいいことなのですがこのサイトの定義というか立ち位置も少し変えました（あれ？おしゃれでかっこよくってのは？）。これまでは写真ブログという体だったのですが、言うても撮った写真を淡々とアップするだけっちゃだけなので「ポートフォリオ」という位置づけにしてみようと思います。別にこれまでと何が変わる訳でもなく単にメニューの表記を “BLOG” から “PORTFOLIO” に変えただけなのですが、一人のフォトグラファーとして自身のポートフォリオに自身の写真作品載せる、という意識でやっていきたいな思います。あとはこんな感じでエッセイという形式でたまに私の思いや出来事も綴っていこうかと。というかこれってエッセイなのかな。まあいいや、エッセイなんです、これ。